3月号 槍烏賊
- tohoku-taberubu
- 2015年4月11日
- 読了時間: 2分
秋田県八峰町。左手に日本海、右手には白神山地がひろがる美しいまち。
そんな雄大な自然が育んだヤリイカを、ホイル焼きと煮物にしていただきました。
今月号を通しての一番の発見は、海はだれかのものになりえないということです。
自然は誰のものでもない、というのは当たり前の話ですが、農業との違いを考えてみてはっとしました。農業は自分の土地で好きなように作物をつくることができるのに対し、漁業では組合の存在が絶対です。
自分のやり方で、こだわりを持ってつくったものを自分の名前で世に出したい。つくり手なら誰もがそう思うだろうことが、漁業においては必ずしも可能ではないということ。しかし、それができなければ食べた人の声を直接聞くこともできないのです。
では、組合がなければいいのか。以前はそう思っていたのですが、また別の出逢いからそうではないのだということを学びました。この話はまた別の機会に。
競争世界に共創精神を。
今回の生産者である山本さんが食べる通信を通して語られたお話ですが、とったもの勝ちになってしまった世界において、みんなで同じ目標を目指す共創精神を見出す。
私たちは消費者という立場から共創世界の一員になることができます。
共に創る意識が当たり前となる世界。早く訪れることを期待します。
さき

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